ピアノえほん動画おまたせしました。今回は「げんこつやまのたぬきさん」お送りします。VOCALOID6も入手できましたのであらたな気持ちで再スタートですね。左手は基本コードのみ+基本のひき方のみでやってみました。マスターすればこんな感じにひけるようになるというイメージで聞いていただくと良いのでは?とおもいます。
この記事でわかること
- 和音の構成は?
- ローファイピアノの意外性とは?
動画はこちらになります
伴奏は弾き語りのイメージで
ピアノえほんの原曲にイントロがありましたので自分もイントロをつけました。あとは自由にやらせていただきました。メロディに一番合う基本コードを2分音符を基準にして一小節に二つずつ並べていっただけですが「曲」っぽくなっているのではないでしょうか?イメージしたのはギターの弾き語り。伴奏は目立たず。メロディの引き立て役に徹しています。狭い範囲でハーモニーを弾いていると響きがあいまいに感じられますがメロディをつけると、合う・合わないが明確になります。
ジャズとポップスの考え方の違い
分析的にハーモニーを全部レコードして記述していくのがジャズだとしたら、ポップスはコード+メロディに分けて考えていると言えます。メロディが動けば厳密にはハーモニーも動いているはずですが、そこは無視してザックリとコードで表現する。シンガーソングライターの手法といえるかもしれませんが弾き語りでパフォーマンスすることを考えればその方が現実的。僕たちがキーボードで両手を使って演奏する時に見習うべき考え方です。なのでコード進行だけを取り出してメロディと関係なくひとくくりにして「同じだ」というのはあまり意味がないことのように感じます。このことについては将来的にこのブログで両手びきのレパートリーを増やしていく中で振り返ることができればと考えています。
使っている和音
基本的にはsLdmとstrMをいったりきたり。イントロと最後のところでfldRが一拍だけはいるところがあるだけです。でも僕たちが主に聞いているのはメロディですからそれでOK。同じことを繰り返すからメロディの変化が際立ってくるという仕組みですね。これがAIが作る曲のようにせわしなくいろいろなことをやってしまうと「どれがメロディかわからない」という現象がおきてしまいます。変化するものとしないものの相対的なバランスの中に美しいものは生じてくるということのようです。
音感がよくなるブログのおすすめするLofi
Lofiガールが人気となっているからかDAWのデータを加工する「Lofi」プラグインやピアノ音源の需要が高まっているようです。僕もいくつか触ってみましたがすぐにわかるほどの量で音程が不安定になるものはお勧めできません。逆に音源メーカーが「美しい」と判断して楽器として販売しているものならおすすめできます。今回使用したのもそうした音源の一つですが「Lofi」を標ぼうする音源よりはるかに緻密・繊細にチューニングされています。その違いは美しいと感じるか不快に感じるかの違いですから間違いようがありません。ながらくそういう音を聞いていたという経験があればそうした音が強烈な郷愁を呼び覚ますというのはわからないでもありません。しかし当時は当時で最高の音質(ハイファイ)として聞いていた訳ですので「修理が必要なレベル」の音に加工してしまっては音楽としての意味が失われてしまうと思います。
LofiからAIに
内省的な音楽のトレンドがAIというツールを得てその傾向がブーストされる可能性が出てきたのが今年。もちろんこのブーストはあらゆるジャンルに等しく働きますから音楽がこれからどんな方向に向かうのか目が離せないですね。僕も気づいたことはどんどん共有していきたいと思います。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう!
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