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主人公のキャラクター設定に使える性格類型

  • 2023年9月6日
  • 2023年9月6日
  • 作詞

以前音楽を聴いて「なりたい性格になる」という記事を書かせて頂いたのですが、そのなかでDAIGOさんが性格分類の話をしていました。ここのところ「プルチックの感情の輪」を使って歌の感情にアプローチしてきましたが、その感情がやどるのは性格をもった人間です。タイトルのように「主人公」という言い方が適切かはわかりませんがとりあえず歌詞の登場人物やアーティストに適切な「性格」が設定されていてそれがうまく表現できていれば歌詞の感情表現にもプラスになるのは間違いありません。

この記事でわかること

  • 性格類型にはどんなものがある?
  • ビッグファイブの性格類型とは
  • 流行?の「16性格分類」はどんなもの
  • 自分なりの理解が深まるなら尺度は自由

一般的な性格分類

いろいろあります。たぶん学説の数だけあります。

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以下は、性格分類の代表的なものです。

  • 人相学や骨相学、血液型性格分類などの伝統的なもの
  • ユング心理学的類型論:16Personalities性格分析は、ユング心理学的類型論をベースにしています。ユング心理学的類型論は、人間の性格を4つの基本的な機能(感覚、直感、思考、感情)と、それぞれの機能が内向的か外向的かの2つの側面に分類する理論です。これにより、16種類の性格タイプが導き出されます。
  • MBTI性格検査:16Personalities性格分析は、MBTI性格検査をベースにしています。MBTI性格検査は、ユング心理学的類型論を発展させたもので、16種類の性格タイプに分類されます。
  • Big Five性格特性:Big Five性格特性は、人間の性格を5つの基本的な特性(外向性、調和性、勤勉性、神経症的傾向、開放性)に分類する理論です。この理論に基づいた性格検査は、広く使用されています。性格分析ツール「Personality Insights」
  • DiSC性格診断:DiSC性格診断は、人間の性格を4つの基本的なタイプ(支配的、影響力、安定性、従順性)に分類する理論です。この理論に基づいた性格検査は、ビジネスやリーダーシップの分野で使用されています。
  • Enneagram:Enneagramは、人間の性格を9つの基本的なタイプに分類する理論です。この理論に基づいた性格検査は、自己啓発やコーチングの分野で使用されています。
  • HEXACO性格モデル:HEXACO性格モデルは、人間の性格を6つの基本的な特性(誠実性、協調性、外向性、勤勉性、神経症的傾向、開放性)に分類する理論です。この理論に基づいた性格検査は、研究や学術分野で使用されています。
  • MMPI:MMPIは、人間の性格を分析するための最も広く使用されている性格検査の1つです。この検査は、精神疾患の診断や治療に使用されます。

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どれが科学的なの?

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性格検査の科学的根拠については、議論があります。以下は、一般的により科学的な性格検査についての情報です。

  1. Big Five性格特性:Big Five性格特性は、広く使用されている性格検査の1つで、多くの研究で支持されています。
  2. HEXACO性格モデル:HEXACO性格モデルは、多くの研究で支持されている性格検査の1つです。
  3. MMPI:MMPIは、多くの研究で支持されている性格検査の1つです。
  4. MBTI性格検査:MBTI性格検査は、科学的な根拠に欠けるという批判があります。一部の研究では、MBTI性格検査の信頼性や妥当性について疑問が投げかけられています。

以上のように、Big Five性格特性、HEXACO性格モデル、MMPIなどは、科学的により信頼性が高いとされています。ただし、どの性格検査にも限界があり、結果に基づく判断には注意が必要です。 

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なるほどDAIGOさんの説明されていたとおりですね。客観的な大規模調査などで分類の有効性がみとめられているんだろうと思います。少し深掘りしてみましょう。

ビッグファイブ性格特性

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ビッグファイブ性格特性の具体例は以下の通りです。

  1. 外向性(Extraversion)
  • 社交的で、人との交流を楽しむ
  • 冒険心があり、新しいことに挑戦することが好き
  • 活発で、エネルギッシュな行動をとる
  1. 調和性(Agreeableness)
  • 他人に対して優しく、思いやりがある
  • 協調性があり、人との対話や協力を好む
  • 紛争を避け、妥協を好む
  1. 勤勉性(Conscientiousness)
  • 責任感が強く、目標に向かって努力する
  • 規律正しく、計画的に行動する
  • 継続的に努力し、目的を達成するために必要なことを行う
  1. 神経症的傾向(Neuroticism)
  • 感情的で、ストレスに弱い
  • 不安や心配が多く、自己否定的な考え方をする
  • 気分が不安定で、落ち込みやすい
  1. 開放性(Openness)
  • 創造性があり、新しいアイデアや経験に興味を持つ
  • 想像力が豊かで、芸術や哲学などに興味を持つ
  • 変化に対して柔軟で、新しいことに挑戦することが好き

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こうしてみるとビッグファイブはその人がどう世界をとらえているか?だけではなくその結果どう行動するかまでを「性格」のなかに含んでいることがわかりますね。具体的にこうしそうというアクションが見える点で創作にはとても役にたちそうです。

MBTI性格検査とは

よくSNSでも見かける「16性格分析」がベースにしているMBTIですがどんなものかしらべてみましょう。先ほど科学的でない旨の説明もありましたが僕たちの立場なら科学的でない=文学的とプラスに評価することもできます。ビッグファイブとの比較で調べてみました。

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Big Five性格特性とMBTI性格検査は、どちらも性格を分析するための方法ですが、以下にそれぞれの特徴をまとめました。

Big Five性格特性

  • 人間の性格を5つの基本的な特性(外向性、調和性、勤勉性、神経症的傾向、開放性)に分類する理論です。
  • この理論に基づいた性格検査は、広く使用されています。
  • 外向性、調和性、勤勉性、神経症的傾向、開放性の5つの特性を測定し、その結果に基づいて性格を分析します。

MBTI性格検査

  • ユング心理学的類型論を発展させたもので、16種類の性格タイプに分類されます。
  • 16種類の性格タイプは、それぞれが独自の特徴を持っており、認知しやすいため、広く受け入れられています。
  • MBTI性格検査は、性格の傾向を4つの基本的な機能(感覚、直感、思考、感情)と、それぞれの機能が内向的か外向的かの2つの側面に分類する理論をベースにしています。
  • MBTI性格検査は、ビジネスや教育の分野で使用されています。

以上のように、Big Five性格特性とMBTI性格検査は、それぞれ異なる理論に基づいて性格を分析する方法です。どちらの方法も、それぞれの特徴を持っており、目的や用途に応じて選択することができます。

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どんなイメージをお持ちですか?ビッグファイブと明らかにことなるのが中心に人間が位置していること。いわば世界をどう見るか=性格ということですね。当然ビッグファイブのように具体的な行動にあらわれないものもあるので客観化は難しいだろうというのは容易に想像できます。

MBTIは、人間の性格を4つの次元に分類し、それぞれの次元に2つの選択肢があります。次元は以下の通りです3

  1. 性格のエネルギー源:内向型と外向型
  2. 情報の取り扱い方:感覚型と直感型
  3. 意思決定の方法:思考型と感情型
  4. 生活のスタイル:判断型と調和型

これらの次元を組み合わせることで、16の性格タイプが作られます。

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2×2×2×2で16ということですね。自己理解ということであれば確かにビッグファイブより緻密。より深い理解に至ることが可能かもしれません。だだ問題点もあきらかで、それぞれの次元を構成する要素は排他的ではじめから相容れないものとなっています。自分とどこかしら決定的に異なっている15ものキャラクターが存在している中で「うまく立ち回る」というのは至難の業ではないでしょうか?音階が7音で構成されていることを思い出してみてください。さらに衝突を気にせず自由に鳴らすことのできる「ペンタトニックスケール」は5音しかありません。これは物理現象ならではの制約によるものですが、人間が瞬時にハンドリングできる対象の数には自ずと限界があることには変わりありません。

普段取らない行動を取ったとしたら

行動が性格を変えるという話がありました。だから聞く音楽を変えることで性格が変化する可能性があるわけなのですが、だったら普段取らない行動をとることだけで性格は変えらえることになります。まして僕たちが取り組んでいるのは作詞というフィクションの世界。ビッグファイブにウソをつくのは難しそうですから()まずは16性格診断の質問に自分以外のだれかになりきってウソで答えるところからはじめてみるのがよさそうですね。

性格の軸の設定は自由(創作上は)

歌詞の語数の中で伝えるとすると表現には限りがあります。網羅的に何かを言うことはできずテーマにそって一部なぞることしかできません。なので曲に応じて性格を特徴づけるのであれば「性格を決定する軸」はオリジナルに設定したほうがよいということになります。具体的にどんなものがあるかGPT先生に考えてもらいました。

人間が生きていく上で重視しなければならないテーマと、それに関連する「軸・尺度」を提案いたします。

  1. テーマ:愛情
    • 軸・尺度A:「愛情は無償であるべきだ」 vs 「愛情には条件がある」
    • 軸・尺度B:「愛情は行動で示すもの」 vs 「愛情は言葉で伝えるもの」
  2. テーマ:成功
    • 軸・尺度A:「成功は社会的評価によって測る」 vs 「成功は自己満足によって測る」
    • 軸・尺度B:「成功は結果によって決まる」 vs 「成功は過程に価値がある」
  3. テーマ:自由
    • 軸・尺度A:「自由は他者の制約を受けないこと」 vs 「自由は自己の制約を超えること」
    • 軸・尺度B:「自由は選択の自由」 vs 「自由は責任を持つ自由」
  4. テーマ:友情
    • 軸・尺度A:「友情は長い時間を共にすること」 vs 「友情は質の良い時間を共有すること」
    • 軸・尺度B:「友情は助け合い」 vs 「友情は共感」
  5. テーマ:時間
    • 軸・尺度A:「時間は有限」 vs 「時間は再生可能」
    • 軸・尺度B:「時間は金」 vs 「時間は記憶」
  6. テーマ:信念
    • 軸・尺度A:「信念は変わらないもの」 vs 「信念は状況に応じて変わる」
    • 軸・尺度B:「信念は自分の中だけで持つもの」 vs 「信念は他者に伝えるもの」
  7. テーマ:家族
    • 軸・尺度A:「家族は血のつながり」 vs 「家族は心のつながり」
    • 軸・尺度B:「家族は守るべき」 vs 「家族は自由に生きるべき」
  8. テーマ:学び
    • 軸・尺度A:「学びは経験から」 vs 「学びは教育から」
    • 軸・尺度B:「学びは一生のもの」 vs 「学びは目的を持って」
  9. テーマ:夢
    • 軸・尺度A:「夢は現実から逃避するもの」 vs 「夢は現実を創るもの」
    • 軸・尺度B:「夢は個人のもの」 vs 「夢は共有するもの」
  10. テーマ:健康
    • 軸・尺度A:「健康は遺伝」 vs 「健康は生活習慣」
    • 軸・尺度B:「健康は身体のこと」 vs 「健康は心のこと」
  11. テーマ:信頼
    • 軸・尺度A:「信頼は時間をかけて築く」 vs 「信頼は瞬時に感じる」
    • 軸・尺度B:「信頼は行動で示す」 vs 「信頼は言葉で示す」
  12. テーマ:自己価値
    • 軸・尺度A:「自己価値は他者の評価」 vs 「自己価値は自己評価」
    • 軸・尺度B:「自己価値は過去の実績」 vs 「自己価値は現在の努力」
  13. テーマ:運命
    • 軸・尺度A:「運命は定められている」 vs 「運命は自分で選ぶ」
    • 軸・尺度B:「運命は偶然」 vs 「運命は必然」
  14. テーマ:孤独
    • 軸・尺度A:「孤独は避けるべき」 vs 「孤独は自分を深める」
    • 軸・尺度B:「孤独は一人でいること」 vs 「孤独は心の距離」
  15. テーマ:希望
    • 軸・尺度A:「希望は未来に向けて」 vs 「希望は現在の中に」
    • 軸・尺度B:「希望は大きな夢」 vs 「希望は小さな幸せ」

テーマ・尺度ともにいろいろ考えられますね。それではまた次回のブログでおめにかかりましょう!

16性格診断はこちらのリンクから

https://www.16personalities.com/ja

画像は公式Twitterからお借りしました。

参考記事はこちらになります

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