音名がわかる。Do Re Miがわかる。このふたつで、なんだか雲をつかむようだったギターのコードも急に「覚えられる」ようになります。今回は４弦までを使った一番低いポジション、つまりオープンコードの入ったパターンで、7つの基本コード（ダイアトニック・コード）をおさえてみたいと思います。例によって４弦までですので、どんなに手の小さい人でも可能。ご一緒にギターを鳴らしてみて下さい。
ダイアトニックコードとは？
基本コードのことです。drmfsltから一つおきに３音をとりだすと７つのコードができます。ギターなので３和音。具体的にはDms, Rfl, Mst, Fld, Str, Ldm, Trfです。これがダイアトニック・コード。
大文字はルート。音階のｄｒｍｆｓｌｔがそれぞれルート音（先頭の音）になれますので７種類です。
指板で確認
それでは指板上でどうなるか？をみていきましょう。今回は開放弦を含む一番低いポジションでひいてみます。
ポイントは以下のとおりです
1）色がついているところがおさえるところです。
2）５・６弦はおさえなくていいので灰色にしてあります。それから、１弦はひかずにミュートする場合がありますが、その時も灰色です。
3)０フレットは開放です。最初のDo（Dms)のコードなら２弦４弦のみおさえます。
4)ｄｒｍの横のマル付き数字はおさえる指です。①人差し指②中指③薬指④小指です。順番に弾いてみて自分が抑えやすい指にしてみました。４弦をおさえるときはずっと薬指が担当します。
5)手の小さい人用のかんたんなコードでも一番おさえる場所が多いのはFで4つの弦すべてを４か所でおさえることになります。５・６弦は無視してよいので、がんばって挑戦してみてください。
Do
Re
Mi
Fa
So
La
Ti
いかがだったでしょうか？
４つのフレットのなかに７つの基本コードが全ておさまってしまいます。その一方で、音の並びかたや順番はまちまちです。ギターが手癖でひくように作られていることがわかります。実際、歌や曲に合わせてひけるようになるのはピアノより早いですので、ぜひトライしてみて下さい。key=Cの曲は多いですし、基本コードだけの曲も多いですから、これをおぼえるだけもで、いろいろな曲がカバーできるはずです。もちろんメジャーがマイナーになったり、テンションがついたり、いろいろありますが、おいおいやって行きましょう。とりあえずはこの調子で、５フォームのダイアトニック（あと４つ）を制覇していきたいと思います。
＜参考＞
ビートルズのレットイットビーがひけるみたいですね。
C・G・Am・F・C・G・F・CがVerse
Am・G・F・C・C・G・F・CがChorusのようです。