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音感のよくなる無料スマホアプリFETご紹介します

  • 2023年11月3日
  • 2023年11月7日
  • 機材

昨日音階の「各音から根音にもどる」。という内容の記事を書きました。がなんと、その直後に内容的に共通するコンセプトの「音感をきたえる無料アプリ」があることを知りました。おそろしいほどの引き寄せ()。Functional Ear Trainer。このアプリ自分も最初のほうやってみたのですが、とてもシンプルなのでおすすめできると思います。しかも無料。音感がよくなったらいいなと思っている方。iPhone用もAndroid用もあるので、どなたでもノーリスクで試すことができます。

この記事でわかること

  • おすすめアプリ
  • アプリについて調べてみました
  • やっていきましょう

僕が知らなかっただけ

このアプリ。前身のPC版は2002年からということなので、ざっと20年の歴史があります。その間改良が加えられているので完成度は高いのではないでしょうか?スマホアプリ版も2014年くらいからあるようで現行バージョンは約3年前の3.3.7。なぜこれまで見つけられなかったのかかなり不思議ですがよしとしましょう。無料なので<PR>ではないです。

Functional Ear Trainer(iOS)

Functional Ear Trainer(Android)

ホームページ

https://www.miles.be/

どんなアプリか?

音を聞きながら回答していって、正答すると先にすすめますというもの。めっちゃシンプルですね。ありがたいことに最初のほうは超スモールステップなのでストレスなくゆっくりと音感を身につけながら先に進むことができます。音感がついてくるとテンポよくサクサク進めます。オリジナルはウクライナのアプリで、表示は英語。日本語版にはなっていないのでそこだけはネックですが、最初のところの訳はGPTに後で作ってもらいますので、ご安心ください。

ベーシックレベルをやってみると

カデンツというんですが stDm Fldm Strf stDm をひいて(このブログの表現に直してあります)音階の音を1音ならして、それをあてるという問題が出題されます。後半keyがランダムに変わるRandom majorというのがあるんですが、僕は100%正解でした。なにも考えなくてもdrmfsltに聞こえるんです。めちゃめちゃ新鮮な経験でした。これたぶん「みつる式」で12keyの音階がひけるひとは大丈夫だとおもいます。なんなら「みつる式」の場合はカデンツ聞かなくても、手のホームポジションを変えるだけでkeyがかわります。親指の場所を変えるだけで調性が変化する「みつる式」すごくないですか?()さらに言えばkey変更はポジションを変えさえすれば親指じゃなくどの指からでもはじめられますから、曲の途中からでもなにごともなかったように違うkeyで曲が続けられるんです。これが前回僕が書いた「その音と思ってひけば」ということの中身でした。もちろん現状、僕が完璧にできるとは申しませんが、原理的にむずかしいところはなにもないです。手の形が音階そのもの。それをちょっとずらすだけだからです。

Functional Ear Training

自画自賛はこのくらいにして、話をFETにもどしますね。こんな画面になっています。ナイトモードです。

チュートリアルゲームがあって、そのあとガイダンスがあります。

チュートリアルゲーム

ゲームルール
概要
あなたはとてもラッキーです!
このアプリは、世界で最も簡単な聴音トレーニング法に基づいています。すでに世界中の何十万人もの人々がこれを使って素晴らしい結果を得ています。
そしてあなたにする必要があるのは、毎日たった10分間のプレイだけです。それに、楽しみながらできますよ 🙂

各レベルは10の出題で構成されており、全ての出題は3つのステップを踏みます。

ステップ1: 各出題は、Cメジャーのキーでカデンツを演奏することから始まります。
これらの専門用語がまだ理解できなくても心配はいりません。
このカデンツを普通の音楽のように聴いてください。集中しすぎる必要はありません 🙂
カデンツを聴いた後、あなたの脳は自動的にCメジャーのキーに調律されます。それから、自然とその後に続く全ての音符をこのキーとの関係で聞くことになります。

ステップ2: カデンツを聞いた後、ランダムな音(ノート)が一つ聞こえます。
最初のレベルでは、その音は「Do」または「Re」のみになります。
「Do」(主音)の安定感と、どのように「Re」が「Do」への解決を求めているかに気をつけて聴いてください。

ステップ3: つぎのあなたの目標は、与えられた音を当てることです。
正しい答えを回答した後、この音が最も近い主音「Do」にどのように解決されるかを聞くことになります。
これらの解決を聞くことによって、あなたはすぐに全ての音を覚えるでしょう。解決に合わせて歌うことも非常に役に立ちます。

次のレベルをアンロックするには、10の音のうち8つを正しく当てる必要があります。

焦らずに。毎日たった10分間の練習で、1ヶ月以内に全てのレベルを簡単にクリアできます。それとももっと早くできるかな?

注)drmfsltdはデフォルトでは数字になっています。上の画像のようにするには、この後、ゲームが始まったら右上の歯車アイコンから設定を変更します。設定メニュ一番上のButton labels をMovable Do(Recommended!)にかえてください。このブログで見慣れたDo Re Miの画面になります。SoだけSolとなっていますが分かりますよね。

セオリー解説

メソッドを学びましょう

1はじめに

音楽家にとって、音楽を聴いたときに何を聞いているのかを理解することは重要です。それは、誰かが話しているのを聞くときのようなものです — あなたは音だけでなく、単語やフレーズも理解します。

良い音楽的聴力は、作曲、即興演奏、または他人と一緒に演奏するときにも役立ちます。

このアプリは、Alain Benbassatによって発見された革命的な聴音トレーニング方法を紹介しています。それは簡単で効果的で、誰にでも役立ちます。 毎日10分間練習して、数ヶ月後には驚くべき結果が見えるでしょう。

効果は保証つきです!

このメソッドは誰のためのもの?

  • 年齢:3歳から90歳以上まで
  • スキル:音楽の完全な初心者からヴィルトゥオーソのプロの音楽家まで
  • 楽器:関係ありません(楽器を演奏しなくても、この方法はあなたのためのものです)

2音と音程

音楽では、12の音があります:

C、C#、D、D#、E、F、F#、G、G#、A、A#、B

隣接する2つの音の間の間隔を半音(セミトーン)といいます(CからC#、C#からD、DからD#など)。

全音は2つの半音の間隔です(CからD、C#からD#、DからEなど)。

3音階と調

音階は、音の集まりです。この集まりは、ある間隔のパターンによって定義されます。

例えば、メジャー・スケールは次の間隔のパターンで定義されます:

全音-全音-半音-全音-全音-全音-半音

Cを基準にしたメジャー・スケールを構築しましょう:
C, C#, D, D#, E, F, F#, G, G#, A, A#, B, C

Cメジャー:C, D, E, F, G, A, B, C

別の例です。Gを基にしたメジャー・スケールはこうなります:
G, G#, A, A#, B, C, C#, D, D#, E, F, F#, G

Gメジャー:G, A, B, C, D, E, F#, G

調は、ある音を基にした音階です。

Cメジャーの調にあるメロディは、主にこの7つの音だけから成ります:C, D, E, F, G, A, B。

別の例として、Gメジャーの調にあるメロディは、主にこの7つの音だけから成ります:G, A, B, C, D, E, F#。

簡単にするなら、どんなメジャーkeyも数字で表しましょう:

1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 1

これらは音階の音(または音階の度)です。

4解決

異なるメジャー調における同じ音階の音は、実際にはほとんど同じように聞こえます。言い換えれば、同じ機能を持っています。

例えば、Cメジャーのメロディにおけるすべての第3音(Eの音)と、Gメジャーのメロディにおけるすべての第3音(Bの音)は非常に似たように聞こえます。

アランのメソッドは、キーの文脈の中で異なる音を認識することを教えてくれます。

ここに基本的な原則があります:

  • 第1音(主音)は調と音階の基礎です。主音を聞くと、安定感を覚えます。それは「家」のように感じられます。
  • 他の音は最も近い主音に解決される傾向があります:
    1← 2←3 ←4 そして 5→ 6→7→1

5出題

このアプリには、出題が含まれているレベルがあります:

  • 各出題はカデンツ(あなたの頭の中で現在のキーの「音」を確立する4つのコード)で始まります。ただそれを聞いてください。
  • その後、ある音が演奏されます。あなたの仕事はそれが何であるかを当てることです。
  • あなたが正解をした後、この音は最も近い主音に解決します。

このような解決を頻繁に聞くことで、各音の個性を識別し、記憶するのに役立ちます(このキーの文脈で)。

解決に合わせて歌うことは非常に役立ちます(ただし、必須ではありません)。

ソルフェージュの音名で歌いたい場合は、「移動Do」のラベルを設定できます。

6レベル

最初のレベルでは、Cメジャーのキーでのみ練習します。

一貫して90-100%を取得したら、次のレベルに進むことができます。

それから、「Not-C」レベルでは、Cメジャー以外のランダムなキーで練習をします。これが最も難しい部分です。定期的に練習し、ある日、他のメジャーキーの音がCメジャーの音と実質的に同じように聞こえることに驚くでしょう。

その後、「ランダム」レベルでは、異なるメジャーキーで質問がされます。これにより、新しいメジャーな文脈に素早く切り替えることができます。

メジャー・スケール(クロマティックを含む)をマスターした後、ナチュラルマイナースケールの研究に進んでください。

音を認識する能力は、誰もが学ぶことができるスキルです。しかし、時間がかかります。ですから、忍耐強くとりくんでください。
成功への道は、週に数回10分間練習することです!

ー引用ここまでー

どんなふうにつかう?

スマホの音には限界もあるので、トレーニング全てをこれで済ますという訳にはいかないと思います。音感をよくするならやっぱりいい音の楽器にふれるにこしたことはありません。いい楽器ならモチベも上がります。また音を出す手の形と「音」を結び付けることも重要です。いろんな経験を積むことが音感に結びつきますのでなるべく限定はしないほうがいいです。そこでこのアプリは「答え合わせ」つまり「自分が音感が良くなった確認」に使うのが良いのではないでしょうか?いずれにせよ一度でスラスラできてしまうならそのレベルはもうやる必要がありません。また、できなかったところもアプリの中で練習するだけでなく、内容を理解して普段楽器に触れる中で課題を意識するのがよいと思います。

いかがだったでしょうか?

このアプリベーシストの森田さんの動画で知りました。以前リズムの読み方を教えていただいた先生です。動画なかなか興味深い内容だったのですが、いずれにせよ「音」は自分の理解できる感性で取り組むしかないことなのじゃないかと思います。僕がこのブログでご紹介している方法は単純にコスパよくいろんな曲を弾けるようになる方法だと僕が考えているものです。基本はかんたんですから、自分がそうなのですが、これまでひけなかったひとでもひけるようになる可能性があります。もちろんご紹介したアプリといっしょで「絶対音感」は必要ありません。今後もひきつづきそのしくみをやひきかたをわかりやすくブラッシュアップしてお伝えしたいと思っています。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。

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