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人手がフューチャーされているマネタイズ用音素材サイト2選

  • 2023年4月21日
  • 2023年4月21日
  • 参考曲

SOUNDRAWすっかりはまってしまいました。良い点というのは曲の用途・ムード・音楽ジャンルに基づいて曲を提案してもらえること。長さ・おおまかなテンポ(3段階)も指定できますから「自分で聞いて探す」必要がないんですね。音楽制作は絶えざるジャッジの連続。それに耐えられる人だけが作品の完成にたどり着けるという話を以前しましたが動画制作もまったく同じ。「判断する負担」はできるだけ減らしたいですよね。なのでBGMを選ぶという作業を最小化できるSOUNDRAWというサービスには合理性があります。こうした「ユーザーの負担を減らす」サービス提供の手法はこれからの「商業」の主流。家電が自分でなくなりそうな商品を自動的に発注するようになるのも遠い未来ではありません。話が音楽からそれました。SOUNDRAWのメリットはそのままデメリットでもあります。今回はそこをカバーするサイト2つをご紹介してみたいと思います。

  • この記事でわかること
  • デメリットに感じる人がいるかもしれないポイント2つ
  • 完全に人手によって仕上げられた楽曲を使いたいひとにおすすめ
  • 素材からヒット曲をつくりたいひとにおすすめ

気にならないレベルですが

SOUNDRAWの楽曲はその場で素材をくみあわせて30秒ほどでつくられるもの(たぶん)。なのでつなぎやフレーズにすこしぎこちなさを感じることがあります。きにならないレベルではありますがメリットであげたように自分で操作できる(曲のもりあがりenergyを4段階で指定することもできます)ことのデメリットはここにあります。完全にスムースなまるまる1曲が欲しいとなると人手によってつくられたものしか選択肢がありません。SOUNDRAWと似たUIでそうした楽曲を提供しているのがArtlistです。

https://artlist.io/royalty-free-music

こちらも気分 ビデオテーマ 音楽ジャンルから曲を絞り込むことができます。さらには楽器を選ぶことができます。ドラムとエレドラを選べるのはなかなかにマニアックではないでしょうか。楽曲のクオリティもいいですね。機能的な違いがありますので比較はフェアではありませんがSOUNDRAWより上と感じるひとも多いのではないでしょうか。そのかわりartlistは選ぶのに曲を聞かなければならない時間が長くなる&どこを切り取るかの選択・調整に工夫が必要になります。手間とクオリティ。実際BGMとして使うなら単純に比較はできない問題ですね。作曲を勉強中の自分にはこちらのサイトもとても参考になると感じました。

素材をもとにヒット曲をだしたい

SOUNDRAWはそうした用途はメインにしていません。もちろん反対にそこをターゲットにしているサイトもあります。

https://fimmigrm.com/

ここはサイトにはくわしく書いてないですが中の人はアゲハスプリングスの玉井健二さん。どういう方かというと。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00205/00017/

サイトに関してくわしくはこちらの記事が参考になります。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000070769.html

一般的にはこれまで見てきたように研究色のつよい「AI作曲」ですが大御所の玉井さんの監修したAIだとどんな曲をつくるのかちょっと興味がわきますね。AIサウンドシステムFIMMIGRM™(ヒット率の高いメロディを作曲するAI・特許取得済み)の開発はTIMIKという(たぶん玉井さんの)会社でやられているからです。あとは所属クリエイターがいらっしゃるということで人の手で作られたトラックを利用する事もできます。

購入したトラックはあらゆる用途に使えてマネタイズ可なのですがメロディもAIがつくるということもあって著作権はFIMMIGRMが保持する規約になっています。例外的に独占購入して加工してオリジナルな曲にした場合に利用者の著作権が発生する場合があるという規定。SOUNDRAWと基本的にはいっしょです。ただ一応曲を「ヒットさせる」ことを目的としているこのサイトの場合はいっしょでは困るところもありそうです。いまはなにがきっかけでヒットするかは分からない時代。コースによってではなく結果で著作権が発生したほうがいいのではないでしょうか。ヒットさせた人の権利は守られるほうがいいと思うからです。ほとんどの楽曲は10再生以下という話を聞きました。そんななかだと10万再生だってすごいこと(くわしくは後述します)。それにひとに知られる曲になったらその曲はその曲として認知されるようになるわけで独占購入だったかどうかはその時点ではもうあまり意味がなくなるのではないでしょうか。それだけヒットしたらもうだれも新たに自分オリジナルとしては歌わないでしょうから結果的には独占といっしょになるように思います。

ヒットに方程式は?

こころにくる(悪い意味で)記事がこちらになります。いまはアップロード1日10万曲だそうですね。

【悲報】2022年、3800万曲が楽曲ストリーミングサービスで再生回数0回、更に約42%の楽曲が10回以下

じぶんも自慢ではありませんが「底辺ボカロP」の一人でしたからよくわかります。TikTokを見てもわかるとおりバズることはヒットの重要な要素でしょう。音楽はなによりも身近なアート。だから「楽曲だけ」だった時代はいままでもなかったし、これからもないと思います。「もとめられているもの」が何なのか自分なりに考えていきたいと思います。それではまた次回のブログでおめにかかりましょう!

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